未来を創る「知」の地平で、
次世代の可能性を応援します。

なりたい自分をめざして、
それぞれが選ぶ
学びのステージで、
広く、深く、チカラをつけていく。
その意欲に寄り添い、
心豊かな学生生活を支援します。

Top Message

亀井記念財団理事長 亀井昭伍

カメイ奨学資金学生の皆さんへ、
愛を込めてー。
心通わす「ともだち精神」で
力強い歩みを。

カメイ奨学資金を運営する亀井記念財団は1981年(昭和56年)、カメイ(株)二代目社長亀井運蔵の遺志もあり、亀井文蔵(三代目社長)と亀井昭伍(四代目社長)の両名の拠出によるカメイ株式を基本財産として、その配当金などで運営してまいりました。

2024年の今、財団創設以来43年目を迎え、今日までの奨学生の総数は、国内外を含めて3,500人近くなり、過去卒業された皆さんはそれぞれの仕事を通じ社会に貢献され、現在勉学中の皆さんは大変元気に学業に励んでおられます。私はこの親愛なる過去・現在のカメイ奨学生の皆さんへ、心からの愛を込め激励の言葉を捧げたいと存じます。また同時に、今日まで財団を支えて下さった関係各位に、厚い感謝の念を差し上げる次第です。

二代目社長の亀井運蔵は、社会人の信念として「他人に迷惑をかけない」と信じておりました。この意志は会社経営上はもちろんのこと、今日の多様化する社会においては最も基本的な精神に通じると思います。この信念は亀井記念財団としても継承して参る所存です。

今日、世界情勢はウクライナ侵攻、イスラエル・ハマス戦争をはじめ分断複雑な関係もありますが、カメイ奨学生の皆さんは、他人愛の「ともだち」精神で、元気一杯、明るい希望をもって勉学に勤しんで頂きたいものです。

これからも心身ともに健康で、お互い友情を分かち合い、輝かしい将来に向けて力強く歩んでいかれるよう心から念じて止みません。

亀井記念財団理事長
亀井昭伍

Our Mission

郷土子弟の教育に心を痛め、
「終生の事業」として
育英資金設立を強く願っていた
亀井運蔵((株)亀井商店二代目社長)の
遺志を実現し、
学ぶ意志を貫くふるさとの
子どもたちの教育に
寄与します。

事業目的

学生・生徒へ教育・生活の援助を行うことで、学術一般の育成発展に貢献し、
社会福祉の向上に寄与します。

事業内容
  • 大学院。大学の学生に対する奨学金の貸与
  • 高等学校などの生徒に対する奨学金の支給
  • 外国人私費留学生に対する奨学金の支給
応募・選抜の
しくみ

大学院・大学・高等学校・高等専門学校・看護学校の学生・生徒及び外国人留学生に奨学金の支給・貸与を行うため、書類による応募をお願いし公正な選考によって、奨学生を決定しています。

貸与奨学金
大学院生・大学生
(対象:宮城県の大学に在籍の東北6県出身者及び岩手大学在籍の宮城県出身者)
支給奨学金
  • 高等学校・高等専門学校・看護学校生
    対象:仙台北・仙台南・多賀城・利府・塩釜・松島の各地区の学校に 在籍する全日制高等学校生、及び高等専門学校生並びに看護学校生
  • 外国人私費留学生
    対象:宮城県の大学に在籍の大学院生・大学生:学部3年生以上

FLOW

  • 応 募
    各学校の締切日までに
    応募書類を提出
  • 審査・選考
    選考委員による公正な選考
  • 決 定
    奨学生を決定し連絡
  • 貸与・支給
    奨学生へ貸与・支給

数字でわかる実績データ

  • 事業年数43年(1981年~)
  • 奨学生採用数3,701
  • 奨学生在籍数494
    (令和6年度)
    (高校生430人 大学生28人 留学生36人) 【2024年度現在】

COLUMN:Our History

「ふるさとの人づくりを
終生の事業に」by 故 亀井運蔵

先駆けた40年超の「奨学金」事業は、
この言葉から始まった。

経営哲学を磨く一環に、
人づくり、教育のあり方を追求。

宮城県内の石油販売業・亀井商店(現・カメイ)の2代目社長・亀井運蔵(1901 年/明治34~1980年/昭和55)は、めざましい経営手腕を発揮し、大きな躍進力をもたらした。
「謹厳・誠実で、飾らずえらぶらず、信用を重んじる人」と周囲から評された運蔵は、社業を通して社会貢献を果たすことに尽力した。

中でも、後進の教育に心を砕き、創立65周年を迎えた昭和45年には、記念事業の一つに従業員子弟への奨学金貸与制度を加えた。経営哲学を考え、常に自己反省を行いながら指導にあたっていた運蔵は、社会人としての生き方に教育がいかに大切か、痛感していたのである。

さらに、自身の心には、社会奉仕の一環として、郷土の明日を担う子供たちの教育に何とか尽力したい、という思いがふくらんでいた。特に、生活苦によって教育への願いを折ってはならないと心を痛め、育英資金の設立を強く望んだ。終生の事業にしたいとの念願をつのらせていた。

遺志を受け継ぎ、遺産を活かして、
1981年に亀井記念財団を設立。

残念ながら、亀井運蔵はその実現を見ることなく亡くなった。その無念さを胸に、その遺産によって遺志を受け継ごうと、3代目社長・亀井文蔵、4代目社長・亀井昭伍が立ち上がった。
奨学金事業を運営する財団法人設立を連名で宮城県に申請。許可を受けて、亀井運蔵記念財団を創設した。
その財源は、亀井運蔵の遺産であるカメイ(株)の株式を基本財産として、その配当とカメイ(株)からの寄付金を充当させた。
奨学金は、郷土の子弟を対象に、高校生、大学生、大学院生に必要な援助を行う奨学活動を積極的に行うこととなった。
この活動は、民間企業の育英資金への取り組みとしては、先駆けたものとなった、1981年(昭和56)のことである。

財団の教育貢献度を高める歩みは
高い評価を集め、表彰状が次々と。

1986年(昭和61)に、国際化が進展する時代のゆくえを見つめて、郷土の子弟に限っていた枠を広げ、宮城県内の大学に留学する外国人留学生に対しても奨学活動を行うようにした。

東北大学の留学生に奨学金を支給し続けていることに、1994年(平成6)東北大学は謝意を表明し、感謝状が贈呈された。
この留学生への奨学金支給事業を続けてきた歩みに、2001年(平成13)に文部科学大臣が留学生交流功労者表彰を授与。「留学生受入れ制度100周年記念式典」で天皇・皇后両陛下のご臨席のもと、賞状を授与された。

また、2014年(平成26)に、宮城県「文化の日表彰」が執り行われた。設立から一貫して奨学活動に尽力してきた亀井記念財団の実績に、教育文化功労団体として村井嘉浩宮城県知事より表彰状が授与。ふるさとの人づくりへの積極的な取り組みが評価を受けた。

  • 亀井 運蔵

    亀井 運蔵

  • 亀井 文蔵

    亀井 文蔵

  • 塩竈町門前本社(創業当時)

    塩竈町門前本社(創業当時)

  • 亀井 運蔵

    文部科学大臣表彰状

  • 東北大学西澤学長より感謝状

    東北大学西澤学長より感謝状

  • 亀井 運蔵

    宮城県知事からの表彰状

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